ミニトマトとバジルの袋栽培|コンパニオンプランツを活用しよう!【植え付け編】
近年、ガーデナーさん達のあいだで話題になっている「袋栽培」。
購入した培養土の袋をそのままプランターがわりに使用するので、初期費用をおさえて効率よく家庭菜園をしたい方にも魅力的です。
ミニトマトとスイートバジルを袋栽培でいっしょに植えたいけど、うまく育つかな?
実際に試してみて、結果をお伝えさせていただきますね!今回の記事では、植え付け方まで。収穫については別記事で後日ご報告させていただきます。
- 袋栽培のはじめかたを知りたい
- そもそも袋栽培で寄せ植えできる?
- 見映えが気になる…
といったお悩みをお持ちの方に最適の記事です。
うまく育つといいな♪
コンパニオンプランツで袋栽培をはじめる理由|ミニトマト&バジル
袋栽培は省スペース&省コストでできる!
袋栽培とは、袋をプランターとして活用する栽培方法のことです。新しくプランターを購入する必要がありません。ベランダや小さな庭でも保管スペースをとらないので、手軽にはじめられるのがうれしいところ。
袋はシーズンが終わったら破棄したり、土を再利用するならそのまま太陽熱殺菌にも使えるよ
プランターで育つ植物なら、たいてい対応可能です。
プランターの価格はピンキリで、こだわると費用がかさみます。その点、袋栽培だとプランター分の費用が浮くので、試しに育ててみたいものがある時にスグに挑戦しやすいです。
お手軽やなぁ!
コンパニオンプランツは生育に相乗効果がある!
コンパニオンプランツとは、一緒に植えることでお互いに成長を助けあう植物のことです。
- にんじん×玉ねぎ・・・にんじんばえが寄り付かない
- いちご×ボリジ・・・益虫をひきよせる
他にもさまざまな組みあわせがあります。
ミニトマトのコンパニオンプランツは下記のとおり。
- バジル
- チャイブ
- 玉ねぎ
- イタリアンパセリ
- フレンチマリーゴールド
- にんにく
植物の組み合わせによって、相乗効果の内容がかわってきます。今回はミニトマトとバジルのコンパニオンプランツコンビを育てます。
ミニトマトとバジルは相性抜群のコンパニオンプランツ
ミニトマトとバジルを一緒に植えるとこのようなメリットがあります。
- 害虫がつきにくい
- 甘くなる
- 実が割れにくい
- 葉がやわらかくなる
- 香りがよくなる
お互いを美味しくしあうなんて、最高のコンビですね。
いっしょに食べてもトマト&バジルは相性抜群だよね
袋栽培でコンパニオンプランツを寄せ植えできる?わたしが試したこと
正直、袋栽培で寄せ植えして成功するかどうかは分かりません。今回、植えてみた感じではすくすく成長しています。(植え付け1か月経過時点)
青虫がバジルの葉をかじった感じはあったよ。トマトの葉の上でさなぎになってて驚いた!(トマトは被害なし)
コンパニオンプランツの効果を最大限に発揮してもらうために、試したことはこちら。
- 株同士を15センチほど離す
- バジルをこまめに収穫する
株間を離すことで、蒸れをふせぎます。25リットルの土袋では15センチ間隔まで離すので精いっぱいでした。本当はもう少し離してあげたかったけど、実験的に様子をみます。
バジルをこまめに収穫することで、ミニトマトの成長を阻害しないようにします。
といった性質から根同士が干渉することはなさそうです。
ミニトマト&バジルの袋栽培の仕方|7ステップ
ミニトマトとスイートバジルの袋栽培の手順を7STEPでご紹介します。
- 培養土(25ℓ)
- 苗(ミニトマト&スイートバジル)
- 養生テープ
- 先のとがったもの(竹串/ハサミ/ドライバーなど)
- ハサミ
- 支柱
- 麻ひも(または結束バンド)
※培養土はこちらの軽い土を使用しました。軽くて作業しやすいです。
1.底部分をつくる
培養土の袋を逆さまにして、テープで底部分をつくります。底部分の両端を写真のように折りこんで、養生テープなどでとめます。
これで地面に置いたときに安定するよ
2.排水穴をあける
ドライバーや竹串などで、袋の底面に30~50か所ほど穴をあける。
その後、上下戻したら袋をトントンと地面に落として、土のかたよりをなくします。
穴はしっかりめにグリグリ開けよう!うまく排水出来ないと根腐れするから重要だよ
3.袋上部をカットする
ハサミでまっすぐ袋の上端を切り落とします。なるべく上の方をカットしてください。
4.ふちを折り返す
ふちを3cm高さほど残して、袋を外側に折りかえします。苗を植える部分の土を掘り、バケツなどに移します。(バケツに土を移さずに、穴をほるだけでも問題ありません!)
5.水をしみ込ませておく
苗を植える前に、水をしみ込ませます。しっかり排水するかどうかの確認と、植えたあとミニトマトが強く育つサポートになります。
先に水をしみこませることででミニトマトが水を求めて、底のほうへ根をのばしてくれるよ
6.ミニトマトとバジルの苗を植える
ミニトマトとバジルが15cmほど離れるように植えつけます。ポット苗からだした苗を穴にのせて、よけておいた土をかぶせます。
水やりをたっぷりとして、バジルの先端を摘心(カット)しておきましょう。
7.支柱を立てて完成
大きくなる前にミニトマトのそばに支柱をたてて、麻ひも(または結束バンド)で誘引してあげましょう。
茎が傷つかないようにやさしくね
これで完成です。あとの管理は毎朝水やりをして、わき目をこまめにとってあげます。
袋栽培でミニトマト&バジルを育てるコツ
袋栽培のコツ|ミニトマト
1本仕立てにする
袋栽培の場合スどうしても横幅が狭いので、1本の茎から枝が分かれる1本仕立てがオススメです。わき芽をこまめにとります。
小さいわき芽は指でスッてとれるで
傷口から病原菌が入るから、雨の日はやめとこな
第一花房(トマトが最初につける花房)のわき芽だけ残して、成長させていきます。
乾燥気味に育てる
ミニトマトは乾燥気味に育てることで、味が濃くなります。実をつけ始めたら、バジル中心に水やりをします。水やりは毎朝して、夕方に土がやや乾くくらいが理想的。
袋栽培のコツ|スイートバジル
こまめに収穫する
こまめに収穫することで、ミニトマトもバジルも新芽が出やすくなります。また、花が咲くとバジルの葉がかたくなってしまうので、花穂が出てきたら早めに摘心(カット)します。
収穫してこまめに食べたり保存しよう。バジルティーおすすめだよ!
コーヒー麻袋を巻いておしゃれに袋栽培を楽しむ
袋の印字って気になりますよね…。気になる方へのおすすめはコーヒー麻袋を巻く方法。
こんな感じでアレンジすると個性がでて、わたしの場合トマト&バジルへの愛情がさらにわきました。ほんとにかんたん!
- コーヒー麻袋を上下で真っ二つに切る
- ①の袋側のほうに袋栽培の本体をいれる
- 麻ひもで上下2か所くくって完成!
コーヒー麻袋はネットショッピングか、近所にコーヒー豆屋さんがあればお安くゆずってくれることもあるので要チェックです!
目にするものが自分のお気に入りのデザインになると、家庭菜園がさらに楽しく感じられそうですね。
ミニトマトとバジルの相乗効果を活用して、たっぷり収穫しよう!
ミニトマトとバジルの袋栽培について解説しました。
「培養土の袋に穴をたくさんあけて、直接苗を植える」だけ!かんたんに感じていただけたのではないでしょうか。
今年の夏はミニトマト&バジルのコンパニオンプランツコンビを袋で育てて、ぜひおいしくいただきましょう!コンパニオンプランツの相乗効果を活用して、たっぷりと収穫できるといいですね。
結果も後日、別記事でご報告しますのでまた見ていただけると嬉しいです。