【タカギ散水自動タイマーGKK105|レビュー 】地下散水栓へ設置!
こんな方におすすめの記事です
タカギ散水自動タイマーを設置したいけど、どんなパーツが必要なのかな…?設置の具体例が知りたいなぁ。
2023年の初夏に、『タカギ散水自動タイマースターターキット』と『地下散水栓ジョイントパイプ』を購入しました。
買ってから間もなく1年が経ちますが、『タカギ散水自動タイマースターターキット』を購入するに至った経緯や実際に使ってみて感じたメリット・デメリットをまとめました。
これから購入をお考えの方の参考になれば幸いです。
自動散水タイマーが必要になったきっかけ
小さな庭でハーブ類を育てはじめた私は、GWに5日間帰省することになりました。天気予報は5日連続晴れの予報。
水やりを頼めるご近所さんもいないので、留守の間バケツにロープを浸して給水させる方法を試してみることに。
これで完璧!って思ってたんだよね
帰宅してみると、結果は見事に失敗…。大事にしていたオレガノとセージを枯らせてしまいました。
大ショック…!!!
おそらく失敗原因は、
- 事前に給水できているかテストをしなかった
- 100均の給水機を併用した(⇒バケツ1杯の水では全然足りなった)
もう少し計画的に準備をしていればよかったなぁ…。
もう留守中に大事な植物を痛めたくない…!この日から一気に『自動水やり機が欲しい!』という思いが強くなりました。
調べてみると、散水自動タイマーを日常使いするメリットも見えてきました。夏の早朝水やりを自動化できるようです。朝の支度でバタバタしてる中、水やりを自動でやってくれたら、かなり助かりそうです。
- 留守中の給水で2度と失敗したくなかった
- 今後の旅行・帰省などでも、安心して外泊したい
- 夏の水やり(朝6時台)をラクにしたい
こういった理由から、散水自動タイマーの購入を決意しました。
タカギ散水タイマーを選んだ理由
今回設置したい庭の条件はこんな感じでした。
- 水栓 ⇒地下散水栓が1つ
- 電源 ⇒なし
- 月1でシャワーホースを使用したい(洗車用)
そこで、
- 地下散水栓に取り付けられて、
- コンセントのいらない乾電池式で、
- 本体のつけ外しがカンタン
なタカギ製の散水自動タイマーを選ぶことにしました。
あとは”国産ブランドの安心感”が決め手だったよ
カスタマーサポートの対応がすばらしかったです。組み合わせるパーツに疑問点があったので問い合わせたところ、理解できるまで丁寧に回答していただきました。(電話が繋がりにくかったですが、分かりやすくて大感謝です)
水やりスターターキットタイマー付き(鉢植え用)GKK105とジョイントパーツの基本情報
私が購入したのはこの一式。
鉢が増えてきたら、追加パーツを買い足すことで最大64鉢まで対応可能です。
GKK105の外観と内容物
GKK105の箱を開封しました。
タカギ散水自動タイマースターターキット GKK105には、自動水やりに必要なパーツが最初から入っていました。
パーツの組み合わせを考えないでいいから、助かる!
内容物はこのようになっています。
- かんたん水やりタイマースタンダード
- 調圧ジョイント×1
- 9mm水やりホース 5m×1
- 4mm水やりホース 10m×1
- 9mmジョイント4mm分岐×2
- 9mmジョイントエンドキャップ×1
- 4mmジョイント4mm分岐×2
- ポットスプリンクラー点滴×8
- タイマー修理サービスのご案内
- 取り扱い説明書(水やりスターターキット)
- 取り扱い説明書(水やりタイマー本体)
地下散水栓ジョイントパイプ(タイマー用) G245Pの外観
スターターキットと同時購入した地下散水栓ジョイントパイプ(タイマー用) G245Pはこんな感じです。
こちらは地下散水栓に取り付けるために必須のパーツです。
図面は見つけられなかったので、実物をつかって縦方向の高さを計りました。
設置してみると、結構ギリギリでした。けれど、問題なく快適に使用できています。
実例|タカギ散水タイマーの設置作業
今回、必要になったパーツと道具です。
- 水やりスターターキットタイマー付き(鉢植え用)GKK105 一式
- 地下散水栓ジョイントパイプ(タイマー用) G245P
- はさみ(ホースのカット用)
- プラスドライバー
- モンキースパナ
- 単4アルカリ乾電池 4個
タイマー本体をケースから取り出しました。裏面の電池カバーを外して単4電池を4本入れます。
現在時刻、水やりの間隔、水やりをしたい時間を設定します。
三角ボタン△▽と決定ボタンで設定していくで~
私の場合は、1日1回/朝6時/5分間でセットしました。
地下散水栓に接続するジョイントパーツを組み立てていきます。
ジョイントパイプにバンドを取りつけて、バンドの穴にボルトを通します。ボルトにワッシャーを通し、ナットをクルクルと回し閉めて左右均等になるように固定します。
高ナットもボルトに通します。こんな感じになりました。
地下散水栓に、パッキンをかませたジョイントパイプを取り付けます。左右の高ナットをクルクルと回して広げていき、地下散水栓のボックスに固定していきます。最後にモンキースパナでしっかりと締めます。
さいごのスパナで閉めるのだけ、せまくてちょっと苦戦したよ
カクマルナット部を本体から外します。内部にあるゴムパッキンを水で濡らして、ネジをゆるめます。
ジョイントパーツの先端にグッと差し込んで、3本のネジをプラスドライバーで均等に閉めこみます。(蛇口に穴を開けないように閉めすぎ注意)
元栓を開けて、水漏れがないか確認します。
スターターキットの内容物でできるホース接続例はこちら。まずは③の太いホースを接続していきます。
②調圧ジョイントと、③9mm水やりホースを接続します。
③9mm水やりホースをハサミで2か所カットします。カットしたところに⑤9mmジョイント4mm分岐をそれぞれ接続します。③9mm水やりホースの末端に⑥エンドキャップを取り付けます。
それを床に仮置きして、鉢との位置を調整します。
次は④の細いチューブを接続していきます。
④4mm水やりホースをカット。⑤9mmジョイント4mm分岐と⑦ジョイントパーツを繋げます。
鉢までの必要な長さを決めて、④4mm水やりホースを4本カット。⑦ジョイントパーツに接続します。ホース先端を⑧スプリンクラーに接続して、鉢に挿します。
同じ要領で、もう一か所の9mmジョイント4mm分岐(⑤)からの道筋を作っていきます。
4mmホースとジョイントパーツの接続、かたくて苦労しました。けっこう根元まで差し込まないと、ホースが外れて水浸しに…。
「60℃~80℃のお湯にホースをつけて柔らかくしたら作業しやすい」とAmazonのレビューで見かけたよ
みんなココで苦労してるみたいやわぁ
STEP4.5でホースを繋ぎ終えた調圧ジョイントをタイマー本体の下部分(ネジ付き蛇口ニップル)にカチャっと差し込みます。
蛇口をひねり、タイマーのすぐ水やりボタンを押して通水します。点滴スプリンクラーのつまみで流量の調節ができます。
接続完了だよ!おつかれさまでしたっ
冬のあいだの保管はこんな感じでしています。紙袋にホース類とジョイントパーツをまとめていれてクローゼットに収納。けっこうコンパクトです。
今度使うときは、STEP4・5のホースの接続作業はしなくてよさそうです♪
GKK105を1年間使ってみた感想
メリット
- けっこう電池が長持ち
- 動作音が静か
- アフターサービスが充実
個人的に使ってみて感じたメリットはこの3つです。詳しく書いていきます。
けっこう電池が長持ち
2023年の初夏から冬までの6か月間、散水タイマーを連続使用していました。意外にも電池交換のメモリが1つも減っていませんでした。
使用する電池の種類によって、電池の交換サイクルは変わるようです。また、『冬場などの低温環境で使用すると電池交換サイクルが短くなる』と取説にありました。
冬は凍結のおそれもあるし、夏に比べると水やりの回数も減るので散水タイマーを取り外していますが、そのおかげで電池の消耗が抑えられたのかもしれません。
動作音が静か
通水開始の音が思っていたよりも静かです。
例えるなら、サイダーのボトルを1,2回振って、ふたを開けたときの「プシュッ‥!」って音かな?
通水中はほぼ無音で、心配になって鉢を眺めてしまうくらい静かでした。
アフターサービスが充実
GKK105の箱を開封すると、お問い合わせ窓口の案内用紙が入っていました。困ったら解決できる場が明示されていて安心感があります。
繋がりにくい時間帯もありますが、通話料無料でアドバイスも分かりやすかったです。散水タイマーは関連パーツが多くて、特に初心者にとっては迷うことも多いですが、こういったサービスがあることが大きな安心になります。
また、購入から2年間は保証がついています。水やりタイマーの最後のページに保証書が印刷されているので、購入日・購入店が分かるレシートなどを大切に保管しておくといいでしょう。
デメリット
散水栓を独占してしまう
地下散水栓の場合、ジョイントパーツとタイマー本体を繋げたら地面までの高さが結構ギリギリになりました。
本当はシャワーホースも一緒に使いたかったので、3分岐蛇口ニップルGWF11を使って分岐させたかったのですが…接続不可でした。
GKK105を地下散水栓に設置するときの最大のデメリットだと個人的には感じました。
追加で水やりしたい時は、「すぐ水やりボタン」を押すと水やりができるので時々使用しています。これは便利!
うちはシャワーホースは月1で洗車に使うだけだったので、まぁいいか!と判断しました
シャワーホースと併用するラクな方法を今も探しているよ
地下散水栓への接続でなければ、分岐パーツを接続できるのでこの点はまったく問題なしです。
地下散水栓のフタが開いたままになる
見映えの問題なのですが、散水タイマーは基本つけっぱなしになるので、散水栓のフタが開いたままの状態になります。今後、散水栓ボックスのなかにクルミの殻をいれて、見映えを良くしたいなと検討中。木炭をいれるのもよさそう。
コンクリート床の上では黒ホースが目立つ
こちらも見映えについてです。
コンクリート床のグレーに黒のホースが結構目立ちます。土の上なら目立たないと思うのですが。気になる方は、花台を設置してその裏にホースを通すと良さそうです。背の高い植物でホースを隠してもよさそう。
設置前に、見映えも考えてホースの配置を考えることが大切ですね。
まぁ、水やりは問題なくできてる!
まとめ
本記事では、はじめて自動散水タイマーを買った私が「タカギ散水自動タイマー GKK105」を選択するに至った経緯や、地下散水栓に接続するために必要なパーツ、これから買い足したいものなどをご紹介しました。
気兼ねなく家を空けられて、私にとって最高のガーデニングアイテムです!
この散水タイマーを選んでよかったです!
今のメインの使い方は、帰省時や夏の早朝水やりを自動化することですが、今後はホースを目立たせない方法を考えて、もっとおしゃれに工夫して活用していきたいです。
以上、自動散水タイマーの使用感をお伝えしました。